Translate

2017年7月5日水曜日

浦添市・うちなぁそば青雲・そーきそば(大)

浦添市の うちなぁそば青雲の そーきそば 大 ■ うちなぁそば青雲 ■

 「そーきそば(大)」
 750円

 価格の満足度:★★★★☆
 麺の満足度 :★★★★★
 ダシの満足度:★★★☆☆
 総合    :★★★★☆

 予定より一日遅れで沖縄に飛んだ今回の「そば」ツアーは時間との戦いで始まりました。那覇空港到着が午後1時近くになり、モノレールに飛び乗って、本来は朝から借りるはずだったレンタカーを国際通り沿いの営業所で借りたのが、午後1時半過ぎ。これといった当てもなく、とにかく浦添方面へ330号線を北上して、そば幟を探したもののなかなか見当たらず。

浦添市の うちなぁそば青雲は 坂の途中にあるお店です 浦添は58号線や330号線など主要道路に面したそば家さんが非常に少なく、道路が入り組んだエリアの路地沿いにある店が多いので、偶然そば家を見つけ出すのは至難の業です。あちこちさまよっているうちに、58号線に出てしまったので、那覇方面へ一旦戻って、屋富祖あたりの交差点から曲がってすぐのところに、ようやく一軒のそば家が営業しているのを発見したものの、何と駐車場がなく、路上駐車するわけにはいかないので訪問をあきらめて、事前にメモしてきた訪問候補の店から浦添市内の一軒を見つけ出し、カーナビに入力。最初からそうすりゃいいものを(^^;

浦添市の うちなぁそば青雲 お店のエントランス カーナビ様の言うとおりに車を走らせてたどりついたのは、パイプラインから経塚方面への道の途中にある『うちなぁそば青雲』というお店でした。かなりの急坂を登って、昭和薬科大学の方へ曲がる角にお店がありましたが、ここも何やら駐車場がなさそうな雰囲気なので、店の前のスペースに車を停め、お店のオーナーに声をかけると、「奥に停めてください」との由。店の先は大きな亀甲墓の前のスペースがあり、道はそこで行き止まり。何とか方向転換ができそうな広さはあるのでそのまま頭から突っ込んで駐車しました。

 店内は、厨房を囲むようにL字型に並らぶカウンター席だけですが、一番窓側の席に陣取り、涼しい店内の空気にホッとしながらメニューを探すと、壁のエアコンの下にメニューが貼られていました。そばは「ソーキそば」と「そば(三枚肉)」にそれぞれ大と小があるだけで、他も「じゅうしい」「ぜんざい」のみというシンプルなもの。

うちなぁそば青雲[浦添市] 厨房を囲むカウンター席 注文は当然のように「そーきそば」に決まり、空腹なのでもちろん(大)。他にお客さんはいないお店は、至って静か。かすかに環境音楽のようなBGMが流れていました。壁面には映画「地球交響曲」のポスターや、お客さんらしき人々の写真がビッシリと並らび、お店が坂の途中に立地していることもあって、窓からは那覇新港方面の街並みや海を展望することができるので、本当にのんびりとした雰囲気に浸れます。

浦添市の うちなぁそば青雲は エアコン下にメニューあり さて、カウンター越しに渡された「そーきそば」は、まるで壁面を埋め尽くした写真さながらに、刻みネギでビッシリと覆われていて麺がほとんど見えないほどの多さ。本ソーキ2個に丸カマボコのスライス2片が、ネギの海面から頭を出していました。まずダシをすすってみました。とてもバランスのよい感じでしたが個性的なものではなく、おとなし過ぎて「普通のダシ」という感じがします。塩味は少し濃いのかもしれませんが★3つの普通。

うちなぁそば青雲[浦添市] 店内のポスターと写真 いよいよ麺をネギの海から発掘し、口に運ぶと何とも素晴らしい麺です。太めの角麺は粘りがあってパサついた感じはなく、ツルリと喉を通ってゆきます。「自家製麺ですか?」と尋ねると、体格のいいオーナーは「そうです。毎日朝から作ってます。」とのことでした。なるほど!麺は満点★5つ。

 本ソーキは、しっかり調理されていて味はいくぶん濃い目でしょうか。やや肉の部分が少ない気もしましたが、生臭さや泥臭い感じはなく骨離れ良く仕上がっていました。総合的には、麺がキラリと光るそばで★4つ。これでダシにもう少し個性があればなぁ、と思いました。

 ところで、お店の屋号に何か聞き覚えがあったので調べてみると、首里の龍潭池近くの当蔵にあったほぼ同名の『うちなぁすば青雲』がこの地に移転したのだとか。首里のお店は、10年前の2007年9月23日に訪店していました。

所在地:浦添市沢岻1丁目48-1
定休日:木曜
営業時間:11:30~売切れまで
電話:098-927-2000

0 件のコメント: