Translate

2017年7月7日金曜日

那覇市・ちゃるそば・なんこつソーキそば

ちゃるそばの なんこつソーキそば(大) ■ ちゃるそば  ■

 「なんこつソーキそば(大)」
 700円

 価格の満足度:★★★★☆
 麺の満足度 :★★★★☆
 ダシの満足度:★★★★★
 総合    :★★★★☆

 台風3号に出鼻をくじかれ1日短縮した今回のそば巡り、最終日は恒例により那覇市街のそば屋へ。前夜、気温が下がってから町を歩き回り、雰囲気が大好きな栄町市場を通り抜けたら、懐かしき『麺樹(そばじゅ)』『まあぼう食堂』『ボトルネック』(未訪問)などの古くからの店が並ぶ一方、『ちゃるそば』という新しいそば屋ができているのを見つけたので、改めての訪問です。

ちゃるそば 栄町市場にあるお店の外観 前日夜、栄町市場からの帰りに、購入から24時間有効の大変ありがたいモノレール1日券を購入していたので、炎天下を歩かずにモノレール安里駅から行けるこのお店も、またありがたい存在でした。店は恐らく閉店した店跡を改装したようで、椅子はどこか学校の教室で使っているものに似た感じです。

 まだ午前中の開店直後で誰もいないお店に、この日の一番乗り訪問だったようですが、静かな雰囲気は栄町市場にいかにも似つかわしく、のんびりした感じがします。メニューは壁に貼られているので、前日に続いて「なんこつソーキそば(大)」を注文。こちらは700円なので、標準的なところでしょうか。

ちゃるそばの 厨房とカウンター席 ふとレジ近くに目をやると、2日後が投票日の那覇市議選挙の候補者の写真と名前が入った紙製のスタンドが。栄町市場にはこの候補者のポスターやらステッカーがやたらと目に付いたので、栄町市場関係者なのかもしれません。そういえば、ポスター掲示場で見かけた候補者の中には、鶏モモ肉のようなものを手にして「給食にステーキを」という公約?を掲げていた方もいらっしゃいましたが、どうなったことでしょうか。

 ほどなく運ばれてきた「なんこつソーキそば」。まず、刻み昆布のトッピングが目を惹きます。続いて炙りの入った軟骨ソーキ。なかなか個性的なそばですが、ダシは「なるほど!」です。昆布のトッピングのせいなのか、もともと昆布を効かせた味なのかわからないものの、カツオ風味ではなく昆布の風味が前面に出ているダシは珍しいなと思いました。上品な風味があるうえに薄味寄りなので、とてもいい感じのダシは満点。

ちゃるそば 店内のテーブル席 麺はオーソドックスな亀浜麺のような感じで、生麺ではないのですが、このタイプの麺としてはモソモソ・パサパサ感があまりまりません。ビニール袋を破って麺を湯に投入していたので、製麺所製の麺であることは間違いとして、そのような出自の麺としては最上級の仕上がりではないかということで、★4つです。

 軟骨ソーキは炙りの焦げ臭さが過度に出るものではなく、おとなしくダシと麺に馴染んでくれます。その他、トッピングは刻み昆布と刻みネギの他に、カマボコが1片。お値段相応以上の感じがして、総合も★4つでした。

ちゃるそば 出入口はこちらから 2泊3日で3店舗、予定していた北部方面探訪ができなくなり、毎年のように沖縄に行く日になると、それまで鳴りを潜めていた台風が、沖縄に向かったり、今回のように九州に上陸したり、事情を知る方々からは「嵐を呼ぶオトコ」(何とでも言うてハイヨ!)と、ありがたくない称号を授かっているので、また日を改めて出直さないと今回は完璧に不完全燃焼ツアーになりました。

所在地:那覇市安里388-1(栄町市場内)
定休日:日曜、第二・第四木曜
営業時間:11:00~21:00(売切次第終了)
電話:090-8294-6422

2017年7月6日木曜日

南風原町・中村商店・なんこつソーキそば

南風原町の 中村商店の ナンコツソーキそば(大) ■ 中村商店 ■

 「なんこつソーキそば(大)」
 850円

 価格の満足度:★★☆☆☆
 麺の満足度 :★★★★☆
 ダシの満足度:★★★☆☆
 総合    :★★★★☆

 首里から与那原方面へ県道を走っていると、道路脇に「沖縄そばと定食のお店」という真新しい看板が目に入りました。与那原方面のそば屋を目指すつもりが、首里を出る時間が思いがけず遅くなってしまい、すでに午後3時を過ぎて空腹を我慢するのも辛い状態だったので、立ち寄ることにしました。
南風原町の 中村商店の看板 お店の中もまだ新しく、オープンして日が浅い感じでしたが、建物自体は二階建て上層がアパートで一階に店舗という構造の、前からあった古さを感じさるもので、店舗周りと内装だけリノベーションしたのでしょう。厨房では仕込みなのか片付けなのか、忙しそうにスタッフが動いており、厨房近くのカウンター席に座ろうとすると、「あちらへどうぞ」と、テーブル席に案内されました。


南風原町の 中村商店の 厨房とテーブル席 何となく「もう本日は、店じまい準備モードに入っています」という雰囲気を感じたので、カウンター席はすでにクローズしていたのでしょう。とはいえ、テーブル席では子連れファミリーが食事中だったので、閉店間際でもなさそうです。メニューを見ると、そば・定食・ちゃんぷるー・カレーの四本立てのようで、「カレーそば」という変わり種もありました。

南風原町 中村商店のメインメニュー そばメニューの部分には「三枚肉」「てびち」「ゆしどうふ」「ムラショー(中村商店の略でしょう)」が並んでいますが、何となく肝心の「ソーキ」がない??と思えば、別メニューに単独で「なんこつソーキそば あります」と大書されていました。迷わず「なんこつソーキそば(大)」を注文したのですが、全般にお値段はいささか高めの設定のようで、850円でした。

なんこつソーキそばだけは 別メニュー 定食かカレーを食べているらしいファミリー以外にはゲストがいなかったこともあり、3~4分で注文の品が厨房から運ばれてきました。最初に麺を確認すると、縮れの入った生麺タイプです。これは好み!!口に運ぶと期待どおりのツルツル感がありました。コシは特に強いわけではなくモチモチとしている程度ですが、自家製麺を特に謳っているわけではないので製麺所系の麺だとすれば、なかなかいい感じ★4つです。

[南風原町]中村商店 お店の入り口 軟骨ソーキは大きくも小さくもないものが3個、ダシによくなじむ味でしっかり煮込まれていました。トッピングは他にカマボコが1枚と、かなり少なめの刻み青ネギで、紅ショウガは別容器でトレイに載っていましたが、使いませんでした。ダシはごく普通にバランスよくできた普通のジョートー。個性が強いものではないだけに、少々平凡な感じもあり★3つにしました。

 食堂系のお店ということになるかもしれないので、既製品の麺やダシを使っている可能性はありますが、それなりにうまくまとめられたそば、という印象の★4つでした。お値段が高め設定なのが気になる点ですが。

所在地:島尻郡南風原町大名195-1
定休日:無休
営業時間:11:30~16:00
電話:098-889-3231

2017年7月5日水曜日

浦添市・うちなぁそば青雲・そーきそば(大)

浦添市の うちなぁそば青雲の そーきそば 大 ■ うちなぁそば青雲 ■

 「そーきそば(大)」
 750円

 価格の満足度:★★★★☆
 麺の満足度 :★★★★★
 ダシの満足度:★★★☆☆
 総合    :★★★★☆

 予定より一日遅れで沖縄に飛んだ今回の「そば」ツアーは時間との戦いで始まりました。那覇空港到着が午後1時近くになり、モノレールに飛び乗って、本来は朝から借りるはずだったレンタカーを国際通り沿いの営業所で借りたのが、午後1時半過ぎ。これといった当てもなく、とにかく浦添方面へ330号線を北上して、そば幟を探したもののなかなか見当たらず。

浦添市の うちなぁそば青雲は 坂の途中にあるお店です 浦添は58号線や330号線など主要道路に面したそば家さんが非常に少なく、道路が入り組んだエリアの路地沿いにある店が多いので、偶然そば家を見つけ出すのは至難の業です。あちこちさまよっているうちに、58号線に出てしまったので、那覇方面へ一旦戻って、屋富祖あたりの交差点から曲がってすぐのところに、ようやく一軒のそば家が営業しているのを発見したものの、何と駐車場がなく、路上駐車するわけにはいかないので訪問をあきらめて、事前にメモしてきた訪問候補の店から浦添市内の一軒を見つけ出し、カーナビに入力。最初からそうすりゃいいものを(^^;

浦添市の うちなぁそば青雲 お店のエントランス カーナビ様の言うとおりに車を走らせてたどりついたのは、パイプラインから経塚方面への道の途中にある『うちなぁそば青雲』というお店でした。かなりの急坂を登って、昭和薬科大学の方へ曲がる角にお店がありましたが、ここも何やら駐車場がなさそうな雰囲気なので、店の前のスペースに車を停め、お店のオーナーに声をかけると、「奥に停めてください」との由。店の先は大きな亀甲墓の前のスペースがあり、道はそこで行き止まり。何とか方向転換ができそうな広さはあるのでそのまま頭から突っ込んで駐車しました。

 店内は、厨房を囲むようにL字型に並らぶカウンター席だけですが、一番窓側の席に陣取り、涼しい店内の空気にホッとしながらメニューを探すと、壁のエアコンの下にメニューが貼られていました。そばは「ソーキそば」と「そば(三枚肉)」にそれぞれ大と小があるだけで、他も「じゅうしい」「ぜんざい」のみというシンプルなもの。

うちなぁそば青雲[浦添市] 厨房を囲むカウンター席 注文は当然のように「そーきそば」に決まり、空腹なのでもちろん(大)。他にお客さんはいないお店は、至って静か。かすかに環境音楽のようなBGMが流れていました。壁面には映画「地球交響曲」のポスターや、お客さんらしき人々の写真がビッシリと並らび、お店が坂の途中に立地していることもあって、窓からは那覇新港方面の街並みや海を展望することができるので、本当にのんびりとした雰囲気に浸れます。

浦添市の うちなぁそば青雲は エアコン下にメニューあり さて、カウンター越しに渡された「そーきそば」は、まるで壁面を埋め尽くした写真さながらに、刻みネギでビッシリと覆われていて麺がほとんど見えないほどの多さ。本ソーキ2個に丸カマボコのスライス2片が、ネギの海面から頭を出していました。まずダシをすすってみました。とてもバランスのよい感じでしたが個性的なものではなく、おとなし過ぎて「普通のダシ」という感じがします。塩味は少し濃いのかもしれませんが★3つの普通。

うちなぁそば青雲[浦添市] 店内のポスターと写真 いよいよ麺をネギの海から発掘し、口に運ぶと何とも素晴らしい麺です。太めの角麺は粘りがあってパサついた感じはなく、ツルリと喉を通ってゆきます。「自家製麺ですか?」と尋ねると、体格のいいオーナーは「そうです。毎日朝から作ってます。」とのことでした。なるほど!麺は満点★5つ。

 本ソーキは、しっかり調理されていて味はいくぶん濃い目でしょうか。やや肉の部分が少ない気もしましたが、生臭さや泥臭い感じはなく骨離れ良く仕上がっていました。総合的には、麺がキラリと光るそばで★4つ。これでダシにもう少し個性があればなぁ、と思いました。

 ところで、お店の屋号に何か聞き覚えがあったので調べてみると、首里の龍潭池近くの当蔵にあったほぼ同名の『うちなぁすば青雲』がこの地に移転したのだとか。首里のお店は、10年前の2007年9月23日に訪店していました。

所在地:浦添市沢岻1丁目48-1
定休日:木曜
営業時間:11:30~売切れまで
電話:098-927-2000

2017年1月27日金曜日

恩納村・金月そば・沖縄そば(並)

恩納村 金月そばの沖縄そば 並 ■ 金月そば ■

 「沖縄そば(並)」
 650円

 価格の満足度:★★★★☆
 麺の満足度 :★★★★★
 ダシの満足度:★★★★★
 総合    :★★★★★

 昨年7月に沖縄を訪れた時、恩納村の国道58号線沿いにできていることに気づいた新しいお店です。恩納村は沖縄観光客のメッカですから、派手な看板やデコが目立つお店が多いというイメージが強い中で、こちらのお店の外観はむしろ地味系、あまり目立たない感じがしたのですが、看板の「沖縄県産小麦」と「自家製麺」の文字が強く印象に残って、昨夏は素通りしたところ、今回はぜひ訪問したいと思っていたのでした。

金月そばの外観 名護の『なかやま家』を出てから一路58号線を南下し、名護市から恩納村に入って最初のリゾートホテル群を通過したあと、名嘉真地区に入って国道が大きくカーブするあたりにお店はありました。裏にある駐車場に車を停め、玄関を開けたとたん、ライブハウスと見まごう(聴きまごう?)ばかりの大音量ロック系BGM。若いオーナーがやっているお店なので、オーナーの趣味なのかスタッフを含めて元気ですぜというアピールなのか、とにかくすごい音量です。

金月そばの券売機 左に券売機が置かれていたので、最初に食券を買おうとボタンを左から見ていくと、メニューはどうやらつけ麺タイプの『つけそば』がメインのようで、券売機上には『辛味噌野菜そば』の写真が大きく張り出されています。つけ麺タイプは眼中にない私としては、普通のそばはどこ??と慌てましたが、つけそばの右には『沖縄そば』のボタンもあったので一安心。そちらの並サイズの食券を買い、元気そうなスタッフに手渡してテーブルにつきました。

 午後1時半少し前の時間帯ながら、店内に他のお客さんの姿は見えず、まあ平日だからこんなものかと思っていると、もう一人若い男性客が入ってきました。厨房からはやはり元気に声がかかります。店内を見回すと壁に貼り紙が。小麦の持ち味を引き出す努力をしているらしく、昨年10月から麺をバージョンアップしたという主旨が書かれていました。ただ、沖縄県産小麦を使っているのはすべてのメニューではないらしく、県産地粉の沖縄そば用太麺だと追加料金が150円かかるそうで、券売機にオプション食券のボタンがありました。

週末の夜は居酒屋 日曜庵になるようです 麺は自家製麺とのことで、生麺なのでしょうか、注文から麺が運ばれるまで7~8分ほど時間がかかりました。眼前に据えられた盆には、朱色が印象的なまかいに入った縮れのある見るからにモチモチ感がする麺と澄んだダシの『沖縄そば』。まずダシを口に運ぶとカツオ節の香りが強烈で、酸味が少し混じるのは本格的なカツオダシならではでしょう。これだけカツオ味が効いているそばは、記憶にある範囲では那覇の『田そば』以来かもしれません。味わいに深みもあってながらスッキリと切れもいいので、ダシは大満足の★5つです。

 麺も期待にたがわずスバらしい(^^;・・・じゃなくて素晴らしい食感です。沖縄県産小麦ではない通常の麺ながら、さすが生麺というべきか、強いコシがあってツルリとした舌触りは最高の出来栄えで、麺も文句なしの満点★5つ。トッピングは三枚肉二枚とカマボコ一切れ。そのカマボコが丸ではなく角というのは珍しい気がします。三枚肉の味もダシととてもよく調和し馴染んでいました。課題は刻み青ネギの散らし方でしょうか。ダシ上に散らばるとどうしても散漫な感じがしてしまうので、千切りの白ねぎと同じように盛り付けてもらえれば、見栄えも向上することでしょう。

三枚の看板がかかる きんちちそばの外観 全体としても非常にハイレベルで美味しいそば。観光客が主体の恩納村にあって、これまでなかなかおいしいそばに遭遇できなかたのですが、このお店はその経験則を見事に覆してくれました。総合でも★5つです。

 ・・・とはいえどうしても苦言を一言・・・にならざるをえないのは、例の大音量BGM。好みではない音楽を大音量で聴かされるのは、いかにそばが美味しくとも耐え難いものがあります。ボリュームアップはそばだけにして、音のボリュームは控えめにしてほしいものです。外に出て、静かな沖縄の青空と風景に、ようやくホッとしました。

 改めてお店の看板を見ると、沖縄県麦生産組合が製粉所を併設しているようでした。看板はほかに、週末夜の部だけの居酒屋『日曜庵』と、県産小麦を使用したお菓子を製造する『f&f』が出ていましたが、どうやら同じお店の三枚看板のようです。ちなみに『金月そば』の読みは「きんちちそば」で、「きんげつそば」ではないとのこと。本店は読谷村にあるようです。

所在地:国頭郡恩納村名嘉真8-3
定休日:月曜
営業時間:11:00~16:00
電話:098-967-8492
お店のサイト:kintiti.ti-da.net/

名護市・なかやま家・ソーキそば

名護市 なかやま家のソーキそば 大 ■ なかやま家 ■

 「ソーキそば(大)」
 750円

 価格の満足度:★★★☆☆
 麺の満足度 :★★☆☆☆
 ダシの満足度:★★★★☆
 総合    :★★★☆☆

 本部町伊豆味から名護へ抜ける「そば街道」沿いにある老舗?で、いつか立ち寄ろうと気に留めつつもこれまで素通りが続き、とうとうこのエリアでは最後の訪問になってしまいました。名護方面からは国道58号線から名桜大学方面への県道84号線に折れ、パイナップルパークやフルーツらんどがある為又(びーまた)を過ぎた、中山地区の県道沿いにあるお店で、名護から上がるとブラジル食堂や大家への入り口よりも少し先になります。

なかやま家を南側から見た外観 店舗は大きな屋根の二階建てで、以前は壁に大きく『中山そば』と書かれて、外装もいささかくたびれていたのですが、リノベーションしたうえで「なかやま家」と屋号も変え、以前の暗く老朽化した店舗のイメージは、すっかり明るくなった感じがしました。ところで沖縄の歴史には「三山分立」という琉球王朝統一前の時代があり、その当時は「北山:ほくざん」「中山:ちゅうざん」「南山:なんざん」という地域に分かれていて、名護は今帰仁城の北山エリアではあるのですが、『中山そば』を「ちゅうざんそば」と読み間違えられないための配慮でしょうか。

 八重岳の桜を愛でたあと、本部方面から到着したので店舗北側にある駐車場に入ってみれば、そこは隣接店の駐車場(^^;。少々慌てましたが、県道の歩道脇になかやま家の玄関前を通り抜けられるスペースがあったので、お店の南側にある本来のなかやま家の駐車場に入ることができました。

なかやま家のメニュー 天気が良いこともあって店内に入ると明るさを感じました。見回しても券売機はなさそうなので、そのままテーブル席について卓上のメニューを確認すると、いたってシンプル。基本メニューは『ソーキそば』『三枚肉そば』『肉なしそば』のみに絞り込み、『なかやま家セット』として三枚肉そば+ジューシーがあるのみなので、『ソーキそば(大)』を注文しました。

店内の南の窓側 先客が二組いましたが、いずれも食事中だったので待ち時間は少なく、注文から2分もしない速攻でそばが運ばれてきました。見た目にすぐそれとわかったのは名護の平麺。大きめのソーキが三個乗っていてボリュームはありそうです。まずダシを一口啜ってみると、鶏ダシが少し入っているのでしょうか、独特のチキン臭が混じる気がしましたが、昆布やカツオとの合わせダシの味には深みがあり、なかなかの出来栄えで★4つ。ただ塩分がやや濃い方かもしれません。

なかやま家[名護市] 店内の厨房側 それから麺を口に運ぶと、キシメンのようでいて本来はコシがあってほしいところ、柔らかめのフニャッとした感じが少しあって、いささか残念でした。短時間で出てきたので茹で置き麺であることは間違いないでしょうが、のびた感じにならぬよう何とか改善してほしいところです。麺は期待値をちょっと下回って★2つかなぁ、残念ながら。

 トッピングのソーキは、骨がしっかりついた本ソーキではなく、どちらかといえば軟骨ソーキ系で、軟骨部分も食べようと思えば食べられるのですが、強いコリコリ感があって、柔らかい麺と一緒になると違和感ありです。この感じは、りうぼう地下の『みの家』以来かも。軟骨は無理をして食べない方がいいかもしれません。

 食べている間に、地元客らしい方々が次々にお店にやってきますが、観光客らしい姿は滞在中にはお目にかかりませんでした。地元の方が多いというのは、それだけこのお店の味が支持されている証でしょう。大きめのソーキ3個に大サイズでこのお値段ならお値段相応、総合も★3つで標準的なところでしょう。

所在地:名護市中山837-3
定休日:木曜
営業時間:10:30~16:00
電話:0980-53-1122

2017年1月26日木曜日

糸満市・真壁ちなー・そば(大)

糸満市の真壁ちなー そば(大) ■ 真壁ちなー ■

 「そば(大)」
 680円

 価格の満足度:★★★★☆
 麺の満足度 :★★★★★
 ダシの満足度:★★★★☆
 総合    :★★★★★

 古民家系のお店として南部では有名どころで、沖縄在住当時は何度か足を運んだのですが、すべてそば巡礼を始める前の訪問だったので、そば巡りとしては初の訪問ということになりました。奥武山から海軍壕を経て県道を南下してゆき、真壁の集落近くになると、小さな案内標識があちこちに出ているのですが、それでもいささかわかりにくい、狭い路地にお店はあります。

真壁ちなーの正面玄関への入り口 少し広めの第二駐車場に車を入れて、木製のオーバーブリッジを渡ればお店の前の路地。石垣に囲まれた赤瓦の屋根はまだ新しく晴天の空に向かって屋根シーサーが元気に咆吼しています。屋根瓦は恐らく葺き替えたばかりなのでしょうが、建物本体は昔からのそのままです。お店に入るとさすが有名店、観光客らしき人々で賑わっていました。

 真壁ちなーは「茶処」を名乗っていて、本来はそば家ではないのですが、食事メニューはそばが中心になっています。ただ、他店のように、トッピングの肉種によっていろいろなそばがあるわけではなく、三枚肉の「そば」と「野菜そば」に「皿そば」というメニュー構成なので、ソーキそばや軟骨ソーキそばはありません。そんなわけで、注文は当然「そば」ということになりました。

真壁ちなーの柱には、第二次大戦で銃弾が貫通した穴が残る 待つ間、テーブル横に立つ柱に目をやると、低い位置に何か書かれた紙片が貼られ「弾痕→ 反対側から貫通しています」と書かれていました。→の先には直径2センチほどの穴が開き、穴周辺の柱表面は木目に沿ってかなり剥がれて凹んでいます。猛スピードで銃弾が貫通して反対側に突き抜けた衝撃で、破片が飛び散った痕なのでしょう。沖縄でも最後の激戦地になった南部には、今は静かな日常の中にまだ戦争の傷が残っているのでした。そして他の柱にも同じような銃弾痕と貼り紙が。以前立ち寄った時には貼り紙がなかったのかもしれませんが、これまでも何度か立ち寄った『真壁ちなー』ながら、迂闊にも初めて気がつきました、

 72年前の悲劇に思いを巡らせているとそばが運ばれてきましたが、一目見て記憶にあった『真壁ちなー』のそばとは違っていることに気づいたのでした。8年ほど前まで時々こちらで食べていた時は、一般的なストレート系の平角麺だったのですが、今回のは縮れが入った生麺タイプのような外観です。口に運ぶと確かにこのタイプの特徴であるモッチリとした感じがあり、以前のようなモソモソ感がなくなっていました。個人的にはうれしい変化ですが、逆に以前の麺が良かったのに・・と感じる方も、きっといることでしょう。好きなタイプの麺は★5つ。

真壁ちなーのメニュー ダシは以前からと変わらず、あっさりと澄んだ合わせダシで上品です。欲を言えば少しあっさりし過ぎているようにも思いますが、後に残らずスッキリとしたいい味で★4つ。トッピングはやや小さめの三枚肉が文字どおり三枚。定番の丸カマボコ二枚ですから、「沖縄そば」あるいは「三枚肉そば」に分類できる一杯としては、標準的なところでしょうか。お値段はこのタイプの麺の大サイズとしてはなかなかお得感があり、総合では観光客が多い有名どころの古民家系にあって、妥協せず味の改善を続けているのはさすがの貫禄で、★5つでした。

所在地:糸満市真壁223
定休日:水曜
営業時間:11:00~16:00
電話:098-997-3207

2017年1月25日水曜日

那覇市・すぅーじぃーぎぃー・本ソーキそば(中)

那覇市・すぅーぎぃーじぃーの本ソーキそば(中) ■ すぅーじぃーぎぃー ■

 「本ソーキそば(中)」
 700円

 価格の満足度:★★★☆☆
 麺の満足度 :★★★★★
 ダシの満足度:★★★★☆
 総合    :★★★★☆

 GoogleMapでは、那覇の泊方面にも新しいそば家のピンが立っていました。那覇市 すぅーぎぃーじぃーの玄関付近の外観『ボロジノ食堂』が以前あった場所に近い泊一丁目、これはぜひ訪問しなくては・・と、『EIBUN』を後にして久茂地川沿いを北上し、新都心の高台の下にある崇元寺趾を目指しました。お店はその崇元寺趾の裏手の住宅街にあるはず・・と、記憶した地図のあたりから大通りを路地へ入ると、見えてきました、そば幟。

 時刻は14時50分を過ぎていますが、外の看板には営業時間が15時までとあるので、「間に合った!」と喜んだのも束の間、玄関に続く通路入り口には「支度中」の看板が立てられています。それでもダメ元と思いドアを開けて「こんにちは!」と声をかければ奥から人影が。「もう終わりですか?」と尋ねると、奥の厨房の方とアイコンタクトをとった様子で、「そばならできますよ。」とうれしいお返事です。

すぅーぎぃーじぃー・テーブル上のメニュー ホッとして民家そのままの玄関を上がり引き戸を開くと、そこは床の間がある座敷で、窓際に座卓が並んでいました。脚を下ろせるように掘られている座卓に座り見回すとメニューが置かれていないので、窓際の別の座卓のメニューを眺めているところに、お冷とメニューを持ってオーナー夫人らしき方が注文を取りに来てくれました。メニューのうちそばは、本ソーキそばと三枚肉そばのみ。ご飯ものにジューシーとハラミ丼があるほか、一日限定10食のマグロ漬け丼があるようですが、そばならできますという条件のうえ、お目当てはもちろんそばですから『本ソーキそば(中)』を注文しました。なお、このお店の麺は自家製麺で自信作らしく、『麺とお出汁を最強に楽しみたいお客様には、素そばご用意しております!』との由、トッピングの肉なしのそばもあるそうです。

すぅーぎぃーじぃーは古民家ではなく、一般の民家を利用したお店 数分もせず出てきた『本ソーキそば』は、どこか上品な雰囲気が漂います。まずダシは限りなく澄んでいてしかも醤油の色はかなり薄く、さながら塩ラーメン風。それに刻みネギは葉の部分と茎の白い部分を別々に刻んで仕立て、針ショウガをトッピングし、本ソーキには炙りが効かせてあるようです。トラッドな本ソーキそばとは見た目から違いがわすります。まずダシを口に運ぶと、実にあっさりで、鶏ガラとカツオの合わせになるのでしょうか。ただ、いささか塩分が控えめ過ぎるきらいがあるようです。味が濃い方に偏ることが多い最近の傾向とは真逆のタイプで、物足りなさを感じる向きもありそうです。変わっているのは、途中の味変用に練りワサビが添えられていること。ダシに解くことでワサビの香りも楽しみながら食べる趣向だそうです。上品で控えめすぎてダシは★4つ。

すぅーぎぃーじぃーは、そば営業終了後の15時からは三線教室になります ここの特筆すべき特徴は、やはり麺でしょう。生麺タイプで縮れが少し入りツルツルしながら粘り腰のあるタイプ、これは大好きです。麺は文句なしで満点★5つです。刻みネギの食感もシャキシャキ感が生きていて、なかなかいいです。課題は本ソーキ。骨離れが悪く、箸だけではどうも食べにくく、摘むことが必要になってしまいました。しかし炙りが効いた味はいい感じでした。お値段は、この時節としては標準的でしょうか。全体としては★4つですが、完成度は★5つに近いかもしれません。麺はとにかく最高レベルです。

 帰り際に、二人の女性がやってきて、「あれ?まだお客さん??」と思いきや、三線をケースから取り出して爪弾き始めました。何でも15時からは三線教室を開いているそうで、床の間の上には「野村流師範」の免許状が額入りで掲げられていました。なるほど!お店を一旦出てから思い出し、気になっていた屋号の意味を尋ねると「崇元寺です」と即答(^^;。ウチナーの言葉の母音変化ルールを思い起こせば、あ、確かにそうですね!そうげんじ→すうぎんじぃ→すぅぎぃじぃ でした。

所在地:那覇市泊1丁目8-15
定休日:火曜(不定休あり)
営業時間:11:30~15:00
電話:098-863-8553

那覇市・EIBUN・軟骨ソーキそば

那覇市・EIBUN・軟骨ソーキそば  ■ EIBUN ■

 「軟骨ソーキそば」
 800円

 価格の満足度:★★☆☆☆
 麺の満足度 :★★★☆☆
 ダシの満足度:★★★★☆
 総合    :★★★☆☆

 以前訪れた『つぼやのそば屋』の向かいに、新しくオープンしたそば屋のピンがGoogleマップに立つのが気になり、半年ぶりのそばツアー初日、空港からホテルに荷物を置いてすぐ直行しました。リノベーションしたお店の常として、それ以前は何の店だったか思い出せないのですが、壺屋というロケーションではいささか場違い感のあるお洒落な白い外壁になって、控えめな看板とともにお店はその場所にありました。

那覇市・EIBUN・お洒落な感じの店内 ドアの内側はクールな内装で、平日午後2時を過ぎた時間帯ながら、テーブルのカップル二組とカウンターに女性一人は、いずれも若い世代のゲストで、確かに「そば家」というイメージとは違ってさながらビストロ・バー。カウンター上の黒板には、アルコールメニューも書かれていて、夜もいい雰囲気のお店になりそうです。その黒板には「豚ガラを約8時間ゆっくり煮込み続け・・・」と書かれているとおり、化学(うま味)調味料を使わず、豚骨とかつお、昆布のダシという自信作のようです。

那覇市・EIBUN・テーブル上のメニュー メニューは沖縄そば家としてオーソドックスな構成ですが、数量限定メニューとして、ちょっと変わったメニューも出しているようです。お値段は、ベーシックな沖縄そばが700円なので高めの設定ですが、ここは好物の軟骨ソーキそばを注文です。オーナーらしい男性一人がお店をやっているのでということなのでしょうか、アルコールメニューの下に書かれていた「オーダー遅れる場合がございます。」との断り書きが目に止まったので、カウンター向こうの厨房に入って姿が見えないオーナーに「おーい!」と声をかけることは控え、隣のテーブルに注文の品を運んで来るまで待って、注文しました。

 すると、注文から3分もしないうちに『軟骨ソーキそば』の登場です。一目見て醤油の色が濃いように思えたのですが、よく見れば軟骨ソーキの色がダシに反射していたせいでした。で、自信作らしいダシから最初の一口。おぉー、これは確かに上品で繊細なお味。完成度は確かに高いようです。続いて麺は・・・と、口に運ぶと、例のストレート系平角麺で、いくぶん柔らかめ。ツルリとした感じはいいのですが、粘り腰ではなくあっさりブツブツ噛み切れるので、これは亀浜の麺ではないかと思います。ってなわけで麺は、標準の★3つかなぁ、やっぱり。

那覇市・EIBUN・カウンター席 続いてトッピングの大きな軟骨ソーキ。「わっ・・・」明らかに上品なダシの味にはそぐわない、味付けが濃く甘さが強い、メーカー製の軟骨ソーキ。沖縄のスーパーならどこでも手に入る、県産大手メーカーの味が記憶から甦りました。多分自家製の軟骨ソーキではないでしょう。大きさはうれしいのですが、ダシの上品さを帳消しにしてしまう甘ったるい味はいかにも残念です。そんなわけで、麺をすすり軟骨ソーキを食べてしまってから、残ったダシをゆっくりと味わいながら完食したのでした。ダシは★5つといきたいところですが、軟骨ソーキとバッティングしてしまうようなので、★4つ。全体としては★3つのフツーという感じになりました。

那覇市・EIBUN・お店の外観  支払を済ませてからオーナーにうかがったところでは、お店のオープンは2016年の4月で、まだ8ヶ月なのだそうです。これからいろいろ試行錯誤が続くのかもしれません。ちなみに屋号のEIBUNはオーナーのお名前のようです。ダシの醤油の色合いからすると、オーナーは本土の東の方のご出身かもしれないなあという気がしました。

所在地:那覇市壺屋1丁目5-14
定休日:月曜
営業時間:火~金 11:30~21:00,土・日 11:00~20:00
電話:098-914-3882

2016年7月6日水曜日

沖縄市・根夢・ナンコツそば

沖縄市 根夢のナンコツそば ■ 根夢 ■

 「ナンコツそば(中)」
 600円

 価格の満足度:★★★★☆
 麺の満足度 :★★★☆☆
 ダシの満足度:★★★★☆
 総合    :★★★☆☆

 この日の二軒目は、以前からネーミングが気になっていた『根夢』。「ごん」と読ませる屋号の由来は、あるサイトの記事によれば創業者のニックネーム「ごん(根)」の発音はそのままで「夢」の字を追加した、すなわち「ごんちゃんの夢」を意味しているようですが、現地で確認したわけではありません。また、読谷村の国道58号線沿いに、以前は「木灰そば」の看板を出していたお店が、最近同じ『根夢』の屋号を掲げているので、多店舗化を進めているようでもあります。

沖縄市の根夢の外観 どちらの『根夢』を訪れようかと思案しましたが、与那原の『民芸食堂』から近い方の、元からの『根夢』を目指すことにして、与那原から沖縄市を目指して国道329号を北へ。カーナビにはできるだけ頼らずに、目印になる交差点を記憶し、コザ十字路より少し手前の交差点を左に折れて真っ直ぐゆくと、左手に目指す『根夢』はありましたが??暖簾には『居酒屋 根夢』の文字が。けれどもちゃんとそば幟は立てられているので、間違いないでしょう。駐車場には車がズラリと停められていて、混雑しているようですが、何とかスペースを見つけて駐車し、暖簾をくぐって店に入ろうとしたところで、壁に掲示されていた駐車場の案内見取図に目が止まりました。

沖縄市の根夢の店内  駐車場は根夢の区画が指定されていて、別のお店の区画には停めないでくださいとのこと。見取り図の方角や位置関係がいまひとつ分かりにくかったのですが、慌てて戻って確かめると、どうやら指定区画内に停めたあるらしいので一安心。お店に入りました。店内はやや薄暗い感じでしたが、天井がかなり高いホールのような感じで、カウンター席とテーブル席があるようなので、空いていたカウンター席に陣取りました。

沖縄市の根夢にズラリと並ぶ一升瓶・ カウンター正面には数多くの一升瓶が並び、それも泡盛だけではなく日本酒の有名どころも並んでいて、カウンター上には、空瓶を買って中身を詰め替えたのではなく正真正銘の銘酒だと証明するディスプレイか、一升瓶を開封した際の金属製キャップの残骸が山積にされた大きなガラスの鉢が置かれていました。壁に貼られたお品書きを眺めると、やはり居酒屋が本業のようですが、カウンター上のメニューは、5種類のそばだけ。昼時はそば専門店、夜はきっとそばも出す居酒屋として営業しているのでしょう。

 ほどなくして運ばれてきたナンコツそばには、小ぶりながら軟骨ソーキが5片も載って、そのほか丸カマボコ2枚と刻みネギ。このお値段としてはオトク感がありますが、丼は少々小さめにもかかわらず、縁からこぼれそうなくらいダシが注がれているので、こぼさずに最初の麺を持ち上げるには注意が必要です。麺は中太の角麺で見た目には好きなタイプでしたが、もう少しコシあってもいい感じの柔らかめだったのは残念。そのせいもあって、麺は★3つです。

 ダシはカツオがきいているものの「これ!」という感じはなく、後味に調味料系のまとわりつく味が僅かに残るので全部飲み干そうという気にさせるタイプではありません。とはいえ、そこそこ良くまとまった感じなのでダシは★4つ。トッピングの軟骨ソーキには軟骨は多少泥臭さがあり、中には若干硬めのものも混じっていました。全体的には、やはり麺のゆで加減が足を引っ張り少々期待はずれかなという印象で、総合では★3つでした。

所在地:沖縄市安慶田3丁目7-15
定休日:正月、旧盆
営業時間:11:00~24:00
電話:098-939-4981

与那原町・民芸食堂・ソーキそば

与那原町 民芸食堂のソーキそば ■ 民芸食堂 ■

 「ソーキそば」
 750円

 価格の満足度:★★★★☆
 麺の満足度 :★★★★★
 ダシの満足度:★★★★★
 総合    :★★★★★

 沖縄そば巡りツアーの二日目は、中部エリアに的を絞ることにしてネットで事前リサーチをかけたところ、与那原に、自家製麺のおいしいそうな店があったので、まずそちらへ向かうことにしました。那覇市内から与那原方面へ国道329号線を東進し、与那原交差点を曲がらず331号線に直進するとすぐ、左に「親川通り」のゲートが立っている道があり、一つ先の交差点から北に折れてしばらく進むと、目指す『民芸食堂』があるはずです。

民芸食堂の外観はコンテナハウスのようです いつも混雑している与那原交差点は、この日も左折レーンに車列は並んでいましたが、直進レーンはスムーズに通過できたので、すぐ目標探し。ゲートを確認したその先の交差点からは、北へ少し広めの道が続いていました。そして道を折れてすぐ、見えてきました「自家製麺 与那原そば」の幟が。与那原そばといえば、そのまま屋号にしたのが有名店。国道329号線を北へ少し行った道路沿いにありますが、幟に染め抜かれた「与那原そば」は、あくまで一般的な呼び方です。

壁には、沖縄のそば屋でよく見かける自画像入りの色紙などが貼られています  お店は、工事現場の仮設プレハブ現場事務所のような箱型で窓が多く、外からは店内がよく見えました。店裏にある駐車スペースにレンタカーを停めて、店内へ。内装はまだ新しい感じで清潔感があります。最近開業したか改装したお店なのでしょう。フロアには4人がけテーブル3卓と2人がけ1卓、畳敷きの小上りに座卓が3つ置かれていましたが、フロアのテーブルにはそれぞれ先客がいたので、お昼時に一人使いでは申し訳ないと思いつつ、畳の上に上がりました。

テーブル上に置かれたメニュー 券売機は置かれていないので、卓上にあるメニューを眺めて品定め。トッピングが豪華な『祭りそば』は気になったものの、王道の『ソーキそば』を選びました。店内の壁には沖縄のそば屋でよく見かける自画像の似顔絵つき色紙やら、お店を紹介した新聞記事の切り抜きなどが貼られていました。

 ほどなく運ばれてきた『ソーキそば』には、存在感のある本ソーキが2個。縮れ入りの平麺は透明感があるダシとよく絡みそうで、とても美味しそうです。まずダシを啜ってみました。カツオのベースに、恐らく昆布などを効かせたあっさり系ダシは、バランスがよく後に残るものもなく、そのままスープとして飲み干せそうな完成度。ダシは満点の★5つです。

小上りは座卓の席 麺は生麺の食感に近く、ツルツルッとしながらモッチリと粘りも感じられる大好きなタイプですが、僅かに粉っぽい匂いも混じります。自家製麺ゆえでしょうか。麺とダシの相性は実によく、麺も満点!トッピングは本ソーキのほかに、丸カマボコが2枚と刻みネギが散らされています。ソーキはスープと喧嘩しない薄めの味付けで、よく調理されています。部分的には少し腥さがありますが、ダシの美味しさで気にはなりませんでした。お値段は750円とやや高め設定かもしれませんが、全体としてとても満足できる一杯でした。ちなみに大盛りは+50円です。

 お店を出ると、ちょうど巡回してきた某陣営の選挙カーが駐車場に入り、お昼時のお立ち寄り。地元の皆さんが立ち寄りたくなるお店ということで、評判なのでしょう、きっと。店内も明るくとてもいい感じのお店でした。総合★5つ。

所在地:与那原町与那原433
定休日:木曜
営業時間:11:00~16:00
電話:090-3802-0588